コペンハーゲンの夕暮れの街並みを歩く
昼間は賑わっていたストロイエも、まだ夕方だとは思えないほど静まりかえる
ほんのり赤らんだ空が照らす街並みは、絵も言われぬほど美しい
ふと風に乗って聴こえてくるサックスの音色
その瞬間、音に色が見えた
サックスって錆びれた茶色だったんだ
音色の源を辿り歩く
ベンチに腰掛けながら気持ちよさそうにサックスを吹く老人
思わずコインを入れる
手を止め、「Tak(ありがとう)」と微笑む老人
感謝したいのはこちらのほうだ
音楽って芸術だったんだな
大事なこと忘れてた
音楽は商売であって、商売道具ではない
そんな当然のことに気づけて、良かった
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