とにかくデザインだらけのストックホルム、魔女の宅急便のあの風景そのままの街は、それ自体が美術館のようだ。中央駅から一歩踏み出したら始まるデザインシティ、なるほど、ホテルから駅に向かって並び10件ほど、早速全てデザインショップ。ここを抜けるだけで1時間ぐらいかかるのだが、全て見てさぁ中心街へと歩き出そうとした角に現れた不思議な穴、トンネル入り口。
誘うような佇まい。中に入ってみると…
これは。。。
トンネルをデザインするのですか。。。これぞまさに地球を使ったインスタレーション。当たり前のようにこんな素晴らしいデザインが存在しているとは、ここに来るまで想像もつかなかった。
私は北欧に来るようになって考え方が変わった。普段人が当たり前に使うものこそ、デザインされてるべきであると思うようになった。北欧では、機能性というものの中にデザインも含まれている。いくら便利なものでも、それが全く洗練されていない形やカラーで作られていたら、それは本当の意味で便利なものではない。人の感性に働きかけないからである。あなたが今から100メートル先のパン屋さんまで行くのに、このトンネルを使うか、普通の地下道を使うか。どちらがあなたの心を彩り、豊かにするかはおそらく一瞬で答えが出る。
後から調べたら色んな歴史のあるトンネルらしいが、何のガイド本も見ずにこういうデザインに出会えるストックホルムはやはり素晴らしいと思う。
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